2016.09.21

日本の花嫁衣裳に込められた願い・・・・・模擬披露宴

こんにちは、モーリスです。

 

花嫁衣装は、和装で・・・と考えられていらっしゃる

お二人も増えていらっしゃいます。

そこで

今回の模擬披露宴では

日本の花嫁衣裳に込められた願いをご紹介させていただきました。

 

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紋付羽織袴の新郎と傘の内で入場した新婦

でも

この花嫁衣装は、まだ仕上がっていないのです。

 

最後の仕上げをする

花嫁衣裳の儀

 

披露宴では、新婦のお母様にしていただくことが多いのですが

今回は、ゲストの方にお願いし

その儀を行いながら

花嫁衣裳に込められた願いをご紹介させていただきました。

 

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胸元の合わせに差し込まれる筥迫(はこせこ)は

もともとは江戸時代、武家の婦人が用いた懐紙やお香などを入れる小物入れです。

この中に、そっと手紙をしのばせて・・・

母から娘への想いを伝えるというのも

素敵です。

 

花嫁が打ち掛けを着る時、帯にさす懐剣(かいけん)は

「女であってもいざという時は自分の身を守る」の

意味が込められています。

 

扇子は

末広がりに幸せになるようにという意味を込め

末広(すえひろ)と呼ばれています。

 

総絞りの帯揚げ(おびあげ)は

子宝に恵まれますように

抱帯(かかえおび)は

何かの時に紐として身を守ることができるように・・・などの想いを

ご紹介させていただきました。

 

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独自の作風を持つことで有名な

友禅作家・秋山章氏の打掛は、構想より仕上がるまでに約3年を要すると

言われています。

 

その赤い打掛と多くの願いを纏い

新郎の半歩後ろを歩く花嫁の

そそとした後姿

そっと、手を差し伸べる新郎

 

しとやかな中にも

互いを思いやる姿が幸せのおすそ分けをしてくれました。

 

 

模擬披露宴は

まだまだ、続きます。

また、ご覧くださいね。