2014.06.16

「ソルミエ」グランドオープンより1か月が経ちました

おはようございます、モーリスです。

 

太陽を意味するラテン語 sol(ソル)と

光を意味するフランス語 lumiere(ルミエール)を由来とし

結婚するふたりの

未来が輝かしいものとなることの願いを込めた

チャペル「Solumier(ソルミエ)」の

グランドオープンより1か月が経ちました。

 

solumier_right.JPG

 

大理石の床に映る光の演出で幻想的に見える

バージンロード

高さ10mから降りそそぐ

光りのシャワーに浮かび上がる十字架。

白色が放つ

厳粛で清らかな祝福に満ちる

調和のとれた美しい曲線の空間チャペルSolumierでは

毎週末、多くの新郎新婦様が

挙式を挙げてくださっています。

これも皆様のおかげと深く感謝いたしております。

 

また、昨日はまだ形として目に見えない工事中のソルミエに

ご予約いただいた皆様をお招きしての

第2回「ソルミエオープニングフェア」も開催させていただきました。

2014ミスユニバースジャパン静岡代表の岩崎ひかり様と横井匠様が

ご新郎新婦役となられての模擬挙式や

トークショー&ランチパーティーでご参加くださった皆様は

大切な日を楽しみに待ちわびてくださっていました。

私たちも

皆様の特別な思いが詰まった日のお手伝いをさせていただくことに感謝し

挙式当日も

精一杯務めさせていただきたいと思っています。

 

 

そんな皆様に愛していただいているソルミエには

実は1世紀以上に渡り

途切れることの無い繋がりを感じる物語があります。

 

弊社は、1889(明治22)年

創業者 室伏清五郎が東海道三島宿の老舗「さがみや」を引き継ぎ

「東海客舎菱屋旅館」として創業いたしました。

その時には、当時としては珍しい西洋館が敷地内に

離れ座敷としてありました。

そして1904(明治37)年にアメリカ ダッチ・リホームド教会から

ひとりの女性伝道師が三島に派遣されてきました。

彼女の名は

Miss M.Leila Winn(ミス・メアリー・ライラ・ウィン)。

彼女は、1908(明治41)年より5年間

この西洋館に住み、そこでバイブルクラスを行い

三島と伊豆地方の布教活動に励みました。

 

東海客舎菱屋旅館.jpg

 

ウイン.jpg

 

洋館.jpg

 

そのバイブルクラスに通っていたのが

小出正吾少年です。

三島市が誇る日本児童文学者の小出正吾氏は

ミス・ライラの薫陶を受け

中学時代に受礼し

キリスト教信者となりました。

著書「古い絵本」には

当時小学2年生の小出氏がミス・ライラから

手作りのクリスマスプレゼントを受け取った時の話が書かれています。

また、1975(昭和50)年に

第13回野間児童文芸賞を「ジンタの音」で受賞し

その副賞を市に寄付されました。

それを基に購入した自動車「ジンタ号」は

”動く図書館”として親しまれています。

1990年までの人生において

世界を駆け回り

メルヘンの世界を子どもとキリスト教とふるさとを架橋として

人間愛を基軸に描き続けた小出正吾氏に

ライラが大きく影響したことは

言うに及ばないことだと思っています。

 

多くの人々に影響を与えた素晴らしき宣教師であったミス・ライラが

キリスト教布教活動の拠点として選んだこの場所に

チャペルを創建させていただけたことに

改めて御礼申し上げます。

ソルミエは挙式のみならず

地域の皆様にお役にたてるような空間として

イベントなども今後予定しております。

ぜひ機会がありましたら足を運んでいただけると幸いです。

 

8月中旬までチャペル横の付帯施設の工事のため

今しばらく皆様にはご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが

これからも「チャペルソルミエ」を

どうぞよろしくお願い申し上げます。